歯科医師のみならず、退職際に必要とする手続きや必要とするステップなどが意外に多いですよね。
きちんと順を追って進める必要がありますので、 円満退職を目指すのもなかなか難しいものです。
今回は退職手続きに必要なステップや意識しておきたいポイントについてまとめしましたので、 是非と参考してみてください。
まずは、退職の基本的なステップを見ていきましょう。
どんな職種でも、仕事中に辛いことは必ずあるでしょう。
一時的な気迷いでこの仕事を辞めるという決断をするのは危険です。
後で後悔したくなければ、まずは客観的に自分の状況を理解し、 本当に辞めるべきかをもう一度検討しましょう。
仕事を辞めることを決意したあと、まずは自分の退職意思ちゃんと医院に伝えるべきです。
勤務先の歯科医院が規定する期間を守らないことは、トラブルが起る要因となりますからね。
退職するとき、医院も採用を考えなければならないので、相談は早めに越したことはありません。
また、伝え方についても注意すべきです。
職場の不満などはなるべく口にせず、感謝の気持ちを伝えるのが大事です。
新たな門出を応援してもらえるように円滑に進みましょう。
院長が自分の退職意思を受け入れれば、退職日を決めて退職届を提出します。
そして提出後、引き継ぎのスケジュールを立てます。
できるだけ、退職日の3日前くらいに全てが引き継げるようなスケジュールを組みましょう。
引き継ぎは口頭ではなく、同僚が戸惑うことないようにわかりやすく文書にまとめた方がいいです。
また、馴染みの患者さんにも必ず挨拶をしておき、後任の先生の紹介も忘れずにしておきましょう。
有給が残っている場合、有給を消化して休息をとるのもいいです。
ただ、引き継ぎに漏れがないかなど、円満退職するための気になる項目を再確認しておきましょう。
新生活に備えて羽を伸ばすだけではなく、周りの職場の方への感謝の気持ちを忘れないように過ごすのが大切です。
いよいよ退職日を迎えることになりますね。
最後の出勤日はきちんと同僚たちに挨拶を回りましょう。
今まで記載してきた円満退職ためのプロセスを丁寧に行った方であれば、少し寂しい気分になるかもしれませんね。
送別会を開いてもらったり、手紙や花をもらって、応援されつつ退職を迎えると一番理想的です。
そうなるように今一度、退職の計画を慎重に練りましょう。
退職後、転職先が決まらない場合はサポートとして失業給付金があります。
しかし、退職後直ぐに給付されるわけではないので、給付金を受けたい場合はいつもらえるのか事前に確認しておきましょう。
また退職金についてですが、法律上医院側か必ず支払う義務はございませんので、 まずは最初の段階で契約をチェックした方がいいです。
「勤務年数○年以上のみ退職金あり」と規定がある場合も多いため、注意しておきましょう。
今回は歯科医師が円満退職できるプロセスを簡単にご紹介しましたが、いかがでしょうか。
転職することは人生にとってのターニングポイントと言っても過言ではありません。
本当に辞めていいのか?
もう少し同僚とのコミュニケーションを増やし人間関係を築くことができたら退職せずに済むのではないか?
気迷いで感情に任せず、慎重に考えて決めるべきです。
本当に辞める場合でも、丁寧に退職プロセスを行って、後悔はないように円満退職を目指しましょう。